レトルト食品（レトルトしょくひん）とは、食品をプラスチックの容器（通常は袋状）に密閉し、高温高圧で殺菌した保存食のことです。缶詰の缶のかわりにプラスチックの容器を利用したものと考えてよい。レトルトとは、殺菌に使用する高圧釜の名称です。レトルトパウチ食品ともいいます。

レトルト

マース煮　レトルト開発
　大量に捕れた近海魚「ムロアジ」を有効活用するため、読谷村漁業協同組合（照屋清秀組合長）やコープおきなわ（新垣勉理事長）など４社で、ムロアジのマース煮のレトルトパックを共同開発しました。加圧加工により細かい骨まで食べられることが特徴で、地産地消、食文化の伝承などの効果を期待しています。ホクガン（上原武市会長）、魚しげ（小林繁代表）ら関係者が１１日、県庁で会見し、販売を発表しました。

　照屋組合長によると、ムロアジは大型定置網で年間４５トン漁獲。漁獲期が５―１０月にわたっているほか、１日で数トン水揚げすることもある。鮮魚が市場でだぶつき、魚価も低下することから、餌として出荷することもあるといいます。

　同漁協、コープおきなわを中心に２００６年１０月から、商品化に向けた取り組みを開始。加工はホクガン、魚の集荷、配送は魚しげ、コープは企画、販売を担当し「垂直連携」を構築しました。